お金があれば全ての願望が満たされるわけではありません。
しかし、お金が無いと幸せになれないという現実は間違っていません。

限りある人生の中で、やりたいと思ったことは全てやり遂げる。
そのために必要な資金を、必要な時期にキチンと調達するには「ファイナンシャルリテラシー」という知識が不可欠です。

「金融」とはお金を融通しあう仕組みです。
今、お金を必要としている人に、今、さしあたって必要でないお金を持っている人が、そのお金を融通してあげることです。

銀行を例にとると、たくさんの人が、取り急ぎ必要でないお金を銀行に預金という名のもとに貸してあげて、銀行は預金者から借り集めたお金をとりまとめて、今すぐにお金が必要な人に貸してあげています。
ですから、預金は銀行から見ると立派な借金なんですね。

この借金の利息が、それぞれ預金金利、貸出金利になるわけです。
そして貸出金利と預金金利の差額が銀行の収益になっています。

株式会社は、株主に融通してもらったお金を使って会社を運営しています。
配当金というのはお金を貸してくれた株主に対する謝礼、というか一種の利息みたいなものです。

別にお金持ちになる必要はありませんが、お金に不自由をしない人生を送るには、金融の仕組みやや金融商品の選択に関する知識と判断力が不可欠です。
この金融の知識や判断力のことを「ファイナンシャルリテラシー」といいます。

「ファイナンシャルリテラシー」が身についていないと、キチンとライフプランを設計することができません。
また、家計を管理したり、適切な金融商品の選択するすることもできません。
その結果、やりたいことがあっても、経済的な理由で諦めざるを得なるわけです。

「ファイナンシャルリテラシー」を身に付けるには、「独立系のファイナンシャルプランナー」の書籍を読んだり、相談するのが一番です。

そのファイナンシャルプランナーですが、企業に所属しているファイナンシャルプランナーは絶対に避けましょう。
銀行、証券会社、保険会社、あるいはそれらの代理店に所属しているファイナンシャルプランナーは自社の金融商品を販売することが目的なので、ライフプランを無視した提案をしてきます。

また、いくら有名であっても出演するテレビ番組のスポンサーが保険会社だったり、著書や投稿している雑誌にやたらと金融機関の広告が載っているファイナンシャルプランナーも避けるのが無難です。
例え出演者という立場であっても番組のスポンサーという「金主」には逆らえません。
結構、いい加減な発言をしている有名なファイナンシャルプランナーを見かけます。